音処訓 オトドコロクン


一、我々は、舞台を利用する全ての者の礎成、音を導く者成。
一、音を求めやまぬ者を導き、それに生涯を賭ける者成。
一、営利にのみに目的を置かず、鋭利なまでの情熱を第一に考える者成。
一、礼節を重んじ、いかなる者、状況においても、これを忘れず、行動する者成。
一、舞台演出に対し、いかなる徒労も惜しまず、骨身を削り、これにあたる者成。
一、又、先に対しての常日頃の鍛錬を怠らず、強靭なる感性を鍛え上げる者成。
一、音に泣き音に叫ぼうとも、音に宿りし魂を愛する者成。

愛する音に集う者、愛ゆえ音に集う処、これすなわち、音処訓。



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